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犬の気持ちになって



ふれあって知る

クンクンと鼻をこすりつけて、すきまから覗こうとする、しっぽを激しく振って、顔や手をなめる・・・・・・。犬のしぐさを見ていると、さまざまな発見があります。いっしょにいるから「かわいい」というのではなく、ふれあいながら、その心をくみとることで、犬との暮らしがもっともっと楽しくなります。それにはまず体の特性を知っておくこと。鼻が利くといっても、どのくらいの能力があるのか。また、犬は体全体で気持ちを表現する動物ですが、ひとつひとつのしぐさは何を訴えているのか、それを理解しコミニュケートすることがしつけや健康管理の面でも活きてきます。まず、お互いにうまくやっていくために、”犬の言葉”を覚える事から始めましょう。犬の心を知ることが共に快適に暮らす第一歩です。

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犬の五感はすぐれもの
―犬の特性―

左右の目が離れ、外側を向いてるため、250度〜280度くらいまで視界に入る”トンボの目”。しかし、近視で色盲。視力は劣るが、動く物には敏感。網膜にはタペタムという反射膜がついているので暗闇のものがよく見え、夜も行動できる。

犬は鼻が生命といわれるほど、臭覚は非常にすぐれている。鼻にはにおいを感じる細胞が2億2000万個もあり、人間の40倍。かぎわける能力は人間の100万倍から10億倍という。警察犬、税関犬、で活躍しているのもこのため。

食物の味を見極めるのは、舌の神経細胞。人間や草食動物に比べ、犬の味覚は発達していないので、”味オンチ”。グルメな犬が多いが、味がわかるのではなく、においで覚えこんでいる。

人間の耳は2万ヘルツ(1秒間の振動数)しか聞き取れないが、犬の耳は7万ヘルツもキャッチできる。遠くからでも主人の足音を聞き分けることができる。しかも眠っていても聴覚だけは働いているので番犬として役立つ。

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犬の脳

哺乳動物の脳には、大脳辺緑系と呼ばれる組織がある。辺緑系は生きていくうえでの精神作用(心の働き)をするところ。犬はこの辺緑系が人間と同じくらい発達している。そのため母性愛、いたわり、同情、肉親愛など、社会生活を営むうえでの情動行動が他の動物よりも優れている。犬は人間の4〜5歳児と同じくらいの知能を持つといわれる。記憶力、対応能力、順応性にすぐれ、訓練によって、その能力を発揮する。

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犬の気持ちになって

「ただいま」とドアを開けると犬は、鼻を鳴らしながらすり寄ってきます。「よくお留守番できたわね」と頭をなでてやるとうれしそうに手をかけてきます。なかには散歩の時間になると、飼い主のそばにやってきて、引きヒモをくわえてきて、「散歩に行こう」と誘う犬やおなかがすくと、自分の食器をくわえてきておねだりする犬もいます。このように犬たちは自分の意思表示ができるのです。うれしい時には顔をクチャクチャにして笑う犬、飼い主に叱られればシュンとなり、反省する犬・・・。そんな健気な犬の気持ちを十分にくみとってやりましょう。それによって飼い主と犬のあいだにはかけがえのない信頼関係が生まれます。これはしつけや健康管理の面で大事なキーポイントです。

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しぐさは”ことば”

犬には私たち人間がどう見えるのだろう、そう思うことはありませんか?クンクン鼻を鳴らしてすり寄ってくる犬、おなかを見せて眠っている犬、さまざまなしぐさを通して、犬たちの気持ちをおしはかることができます。犬は言葉が話せませんが、ひとつひとつのしぐさが言葉のかわりです。私たち飼い主は、そのしぐさをよく観察して、犬の心をつかむことが大事です。ちょうど、言葉を持たない赤ちゃんに接する時と同じように・・・・。犬の心をつかむポイントは鳴いたり吠えたりした時によく気をつけること。なぜ鳴くのかをしっかり見極めましょう。おなかが空いているのか、どこか痛いのか、毎日犬に接していれば、鳴き方ひとつとってもサインが読み取れます。

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