まず、なんのために犬を飼うのか、その目的をはっきりさせることです。たとえば、
など、理由はさまざまでしょう。しかし、いったん飼うとなったら、15〜16年はともに生活するのですから、思いつきや気まぐれで安易に飼っては犬のほうがかわいそうです。また、家族のなかに一人でも反対する人がいると、よいしつけもできませんし、よい性格の犬にも育ちません。家族みんなが犬好きであることが条件です。そして迎えた犬には家族の一員として愛情を持って、育てていくことが大切なのです。
「可愛いと思う気持ちをいつまでも」これは動物愛護週間の標語です。「うちの犬は老犬になったから子犬を飼おうかな」などというのは、犬に大変失礼です。家族のひとりを歳をとったからと言って捨てられますか?つまり、飼う動機をはっきりさせないと、こんなことが起こるのです。飼う時には次のことを守ってください。
思いやりのない人には犬は飼えません。水とエサをやっていればいいというものではありません。たとえ、安い肉でも、「さあお食べ」と声をかけ、心から犬と接することが一番大切なのです。
「叱っても言う事を聞かない、反抗的になるので、もう犬はいや」と嘆く人がいます。飼い方の下手な人は、犬がどんな動物なのかをよく理解していないために、いつもトラブルを抱えてしまいます。犬との快適ライフを送るためには、まず、犬の習性、社会性をよく知りたいものです。
犬はもともと群れをなして行動する動物です。リーダー以下、厳しい階級があり、自分より強いと認めた相手には絶対服従します。従って飼い主が群れのリーダー(ボス)の役目をするのが基本。家庭のなかでは犬は最下位なのです。
散歩の途中で、あちこちにオシッコをかけます。この”マーキング”は、テリトリー(縄張り)を誇示するためです。また、見知らぬ人や他の動物がテリトリーに入ろうとすれば、それを守ろうとします。
なついてる犬でも、他人や他の動物に対して非常に警戒心が強く、危険を感じた時に防衛します。
犬にとって獲物は逃げる者、弱い者なのです。獲物を捕らえるのは、オオカミ時代から受け継いだ習性。犬を見て、急に駆け出したりすると、追いかけられるのはこのためです。
祖先・オオカミの習性の名残りと言われます。自分より強い動物に獲物やエサが狙われないように穴を掘り、巣を作って隠します。