犬を飼った以上はまず、
- 他人に迷惑をかけない
ということが鉄則です。他人に迷惑をかけないためには、子犬のうちに徹底的にしつけることです。医者に連れていく犬のなかにも、現に注射も打てないほど暴れ、かみつく犬もいるのです。こうした問題は子犬の時に、しっかりしつけをしておかなかったことで起こります。よい性格の犬に育てるには、何よりも家族のひとりひとりが愛情を持って接する事。これがよいしつけかたのポイントですが、間違ってはいけないのは、”甘やかし”と”愛情”とはまったく別のものであるということです。たとえば好きな食べ物ばかりを与えているとより好みするわがままな犬になってしまいます。これは犬を思うどころか、悪癖をつける結果になります。これが”甘やかし”。”愛情”ある接し方とは、規則正しく時には厳しくして、やさしく見守りながら、できたらほめてやることがよい犬に育てる必須条件です。上手にしつけるためには、次のことを守りましょう。
- 健康管理をする
- 犬に深い愛情を持ち、常に安定した状態で接すること
- しつけの時は冷静な態度に接し、ヒステリックにならないこと
誰がリーダーなのかがはっきりしていないと、犬の信頼を得られません。犬は信頼している飼い主から叱られた時だけ、反省します。逆に信頼を寄せていない人から叱られると、反抗的になり、それが助長して犬の性格を悪くしかねません。
- 飼い主がよきリーダーになること
家族の一員が、一日中外で暮らすとなったら、それなりの良好な環境を作ってやらなければなりません。あなたが庭先に出た時に快適な気分になれるのと同じような環境に・・・・・。一日中、犬舎につながれている犬には、もっとも大切なことです。外で愛犬が気持ち良く過ごせるように、次のことに十分気をつけてやりましょう。
- 犬舎は家族の声が聞こえる居間のそばに置く
- 陽当たりがよく風通しのよい場所を選ぶ
- 雨や暑さ、寒さ、湿気などの影響があまりないように犬舎を工夫する
- ノミやダニ、蚊の防虫対策を徹底する
- 散歩まで排泄を待てない時を考えて、犬舎のそばに砂場を作る
- つないでいても十分運動できるように工夫する
小型犬ばかりか、最近は中型、大型犬まで室内で飼う人が増えています。犬と人間が快適に暮らせる住環境が整ってきたためでしょう。それだけに、近隣も含めて犬も人間も共に快適な暮らしができるように心がけたいものです。何事も最初が肝心、犬が来る前にトイレやハウス、食器を準備し、置き場所を決めておきましょう。
- 一度決めた場所は、気まぐれにあちこち移動しないこと
- 珍しがっておもちゃ扱いにしないこと
これらを守る事が、よいしつけにつながります。家に来たばかりの犬はどんな条件下にあっても、まず静かに休ませてやることが、一番。知らない環境で疲れているのでたっぷり睡眠を。
- 静かな環境作りをし、犬を落ち着かせる事
子犬が親離れするのは生後2ヶ月が目安です。性格形成のうえで、この時期まで子犬は母犬の愛情をたっぷり受けなければ、よい性格の犬には育ちません。早い時期に母犬から無理に引き離すと、言う事を聞かない問題犬になることがよくあります。母犬の愛情がいかに大切かということがわかります。ですから、よい性格の犬に育てるためには、生後2ヶ月の離乳期まで母犬に育てさせることです。また、子犬が来たその日からトイレのしつけを始めますが、やってよいこと、悪い事のけじめを教えるのは生後3ヶ月頃が目安。この頃から、悪い事をしたら叱り、してはいけないことを覚えさせていきます。この時期にしっかりしつけられ、生活していくうえでの基本ルールをおぼえたら、一生忘れないものです。
ではしつけは誰がするか、子供のいる家庭で飼った場合、命令系統がはっきりしていないと犬は迷ってしまいます。みんなの言うことがバラバラであっては、犬はチンプンカンプン、どちらの言う事を聞いたらいいのかわからなくなります。しまいには叱られても聞く耳を持たない犬になりかねません。そこで、家族間でしつけのリーダーを決め、それに従ってみんながルールを守るようにします。リーダーが叱っているのに、まわりで「かわいそう」と庇ったりすると、しつけはできません。”チグハグしつけ”にならないためにも、家族が意志統一し、ここ一番のときにはピシャリ。ただし、その時の気分で犬にあたるような叱り方があってはなりません。リーダーは、愛情と平常心で犬に接することがポイントです。