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しつけの基本



声と動作で理解する

犬も人間の子供と同じで、叱ってばかりいてはいじけてしまいます。叱られることにおびえ、上手くできるはずのことまで、失敗してしまいます。どんな場合でもしつける時は愛情をもって、ほめながら少しずつ教えていきます。犬は言葉こそしゃべりませんが、あなたの態度や動作、声の調子をよく理解し、ボディランゲージで自分の意志を伝えます。ですから、叱る時は厳しい声で、ほめる時は少しオーバーなくらいに

「よくできたわね!」

とスキンシップしながらほめてやります。しつけの基本は「叱る」ことと「ほめる」こと。あなたの声と動作を見ながら、犬は学習していくのです。ポイントは、「ほめる」ことが90%、「叱る」ことが10%、いっぱいほめてやりましょう。

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個性をつかんでしつけ

犬には優れた記憶力と、飼い主への服従心があります。この2つの特性を上手に利用して、しつけていきます。ポイントは、叱る時とほめる時の区別をはっきりとつけること。犬はあなたの声や態度を見聞きして覚えていくのですから、あいまいな態度は犬を混乱させるだけです。専門的には声でわからせることを「声符」(せいふ)、見てわからせることを「視符」(しふ)と言います。家族の間で、これらのサインを決めておくことです。たとえば、悪い事をしたら、強い語調の「イケナイ」で統一する。声符は短くわかりやすくする。ほめる時はやさしい声で「ヨシヨシ」など、この声符があやふやで、小言やグチのように聞こえてしまってはしつけになりません。犬は人間の言葉を理解して覚えるのではなく、同じコトバ(声符)の条件反射と経験を積んで理解していくのです。このことをしっかり心得ておきましょう。また、成長するにつれ、犬それぞれに個性や特徴も表れてきます。犬の個性をつかみ、うまくしつけに利用していきましょう。たとえば、遊びが好きな犬、食欲旺盛な犬を例にあげましょう。

遊びが好きな犬

犬の好きな遊びのなかで、チャンスを見つけ「スワレ」「マテ」など、繰り返し教えていく。

食欲旺盛な犬

食べ物に目がない犬は食事どきなどに繰り返し、ときにはおやつなどで気をひきながらしつけます。成犬になってからでは難しいので、子犬のうちからしつけるよう心がけることが大切です。

<しつけの基本10カ条>

@リーダーは常に人間
A愛情を持って犬に接する
B「叱る」「ほめる」のケジメをつける
C叱る時はその場で、タイミングを逃がさない
D上手にできたら、ほめてスキンシップ
Eむやみな体罰は、歪んだ性格の犬を生む
Fトイレのしつけは来たその日から
Gしつけはしっかりと犬の眼を見て
H声符は短く、一度決めたら言葉を変えない
I飼い主の気分で叱らない

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