人間も犬も快適に暮らすには、まず排泄のしつけを徹底させることです。特に室内犬の場合はしっかりしつけておかないと、住まいのいたるところに不快な匂いがついてしまいます。犬は本来きれい好きな動物。一度排泄して自分の匂いがつくと、その場所をトイレと決めてしまう習性もあります。これをうまく利用して、先手を打ってトイレに連れていく。この繰り返しをすれば、早い犬で一日、かなり遅くても2〜3週間でトイレに行くようになります。排泄のサインを犬の態度で読み取り、そのタイミングを逃がさずトイレに誘い、上手くできたらほめてやりましょう。かりにそそうをしても「イケナイ」ことを教え、ヒステリックに叱ったりしないことが大切です。
排泄のしつけではトイレの置く場所を決める事から始めます。家の中の場合静かで少し薄暗いところ、階段の下や廊下のすみ、浴室、洗面所など、犬にとって落ち着く場所が最適です。ベランダなども部屋を汚さないという意味で活用している人も多いようです。しかし、隣り近所に「悪臭がする」などとクレームがつかないように消臭スプレーを使うとか、まめにシートをとりかえるなどの配慮をしましょう。なかには外に出して排泄させる人もいますが、いつも見てやれるわけではないのですから、室内の決まった場所で排泄させる方が犬も迷わずにすみます。外で飼う場合は、ハウスのそばに小さな砂場を作ってやるとよいでしょう。
「トイレのしつけが上手くいかない」と悩んでる人もいるようですが、その原因は何なのか、ゆっくり考えてみましょう。一度や二度失敗したからといって、トイレを移動させたりむやみに叱ったりしてはいませんか?その犬が以前暮らしていた環境のトイレと、まったく違った場所にありませんか?犬もすぐに新しい環境に適応できるとは限りませんし、それぞれの個性もあるものです。焦りは禁物、冷静になってやさしく、根気よく教えて行く事です。そして犬の生理的な排便・排尿のタイミングを知ることがポイントです。
- めざめた時
- 食事のあと
このタイミングを見計らい、トイレに連れていって出来たら大いにほめてやりましょう。
- 運動したあと
市販のトイレもありますが、家庭にあるものを利用するのも賢い方法。菓子缶などで、犬が入りやすいような高さのないものを用います。紙製のものも良いのですが、傷みやすく、清潔が保てないのが難点です。トイレにはまずビニールを敷き、その上に朝刊の厚さぐらいの新聞紙を載せ、その上に排泄させます。汚れた新聞紙と一緒に汚物を取り除き、残した新聞紙の下に、新しいものを重ねます。このようにして、自分の排泄物の匂いを残すのがポイント。犬のすばらしい臭覚で、敏感に匂いをかぎわけ、「ここがトイレだ」と理解します。排泄したら、いつまでも放っておかず、すぐ処理するようにします。これはノミなど寄生虫予防にも大事なことです。